愛知県岡崎市の山間部に工房を構えています。
工房立ち上げ当初は銅合金の緞金によるオブジェ制作を中心に作家活動を考えていましたが、徐々に鉄の鍛造建築金物が仕事の中心になっていきました。
仕事を始めた頃は全体ではなく自分の作る鉄しか見えていませんでしたが、いろいろな現場をこなすうちに現在は建物そのもの、外構にも興味を持ちはじめました。
逆にお客様からそういった全体とのバランスについて考えを求められることも多くなってきました。
こうした自分の中の焦点は今後も変わっていくかもしれません。
アーティストといったらおこがましいのですが、そういった感覚を生かして社会と関わりを持てるよう左官、木材、植栽、素材を問わず挑戦して仕事をしていきたいと考えています。
また欧米各地で開催されている鍛造家によるイベントに刺激を受け、
国内でもできないかと考え鍛冶屋の集いなるイベントを開催。
自己啓発と鍛造家同士の交流、一般の方に鍛造文化に触れていただく機会としています。